ソウルリバース初期攻略

そのまんまです。

【第18話 帰ってきたボムバルーン】


「先生! サンドリヨン先生! 私のボムバルーンが帰ってきたよー!」

「いいですね! これでソロレーンにも復帰できますね!」

「うん。ソロレーンは無理かなっ☆」

「えぇ!? ナンデ!? ソロ=ムリ、ナンデ!?」

「もう完全に、不意打ち気味に、闇討ちを狙うスキルになったからです」

「正面から投げても当たらないのですか?」

 

「うん。発動までの硬直自体は変わってないからね。
 移動速度の速いキャラクターだと、うしろ方向に前転して
 兵士の裏側に潜ると、これまで通り避けられちゃう」

「なるほど。1対1で戦うぶんには、修正前と使い勝手が変わらない?」

「変わらないねー。でも、中央レーンで斜め方向に投げる分には、
 確かに命中率が上がったよー!
 こっちは体感的に、前の強かったボムと変わらないね」

 

「良かったですね。修正前は中央でも40%当たれば良い方だと感じてましたから」

「うん。それが体感で70%はHITするぐらいになったから。
 私的にはとっても嬉しいよー! ありがとうー!」

「(よかった。アリスさんがぴょんぴょんしている)速度上方の方はどうですか?

「これもすごいよー! 速いよー! なれてくると実感も薄れてきちゃったけど
 最初の1プレイで思わず〝足はやっ!?〟て声がでたよ!

 しかも黒いお姉さんの『後出し』クリスラに

 

 〝やべえっ! コレ完全に刺さった!〟

 

 って思ったその時、ギリギリ緊急回避できていた。
 自分でも何が起きたかわからなかった……

 

 超能力だとか、エアーウォークだとか、そんな高度なスキルじゃ断じてない――
 単に、スピードが上がった事による、回避距離の上昇の実感を――」


「わかりました。すごく嬉しかったのは、とてもよく分かりました。
 アリスさんの画風が変わってます。ひとまずお茶でも飲んで、落ち着きましょう」

「楽しいお茶会はじめるよー! えーと、新MAPの話でもする?」

「いいですね」

 

【白雪の森 雑感①】

 

「えーと、まず先に言っておくよー。私このMAP、あんまり好きじゃないよー」

「あら、そうなんですか?」

「うん。いろいろ言いたいことはあるんだけど、まず
 開幕に私(アリス)が選択できるのは中央レーンだけかなー」

「左は例の1:3レーンですが、アリスさんだと無理ですか?」

 

「ムリダナ(・x・)」

 

「また画風が……えぇと、やはり兵士差が厳しい?」

 

「厳しいなんてもんじゃないんダナ(・x・) ムリなんダナ(・x・)!
 中の人が妄想で、ここの拠点の耐久値は3倍以上だ……とかほざいてたけど
 割と本当にそうすべきだったろうと思うぐらい、無理ダナ(・x・)!!
 ドローで倒しても倒しても兵士がわいてくるんダナ(・x・)!!! 
 普通に、城まで兵士が運ばれるんダナ(・x・)!!!!
 なに考えてこのレーン作ったんダナダナダナ!?!?!」

 

「わ、わかりました…! つまり左レーンを防衛するのは、相当に厳しいと……」

「きびしいよー。このレーンに行くなら最低限
 兵士一列を処理できるスキルを持ったファイターか
 ラインフレアのあるミクサちゃん辺りが、適正じゃないかなぁ……」

 

「それでも厳しいと?」


「厳しい。これは私の感覚なんだけど。まずこのレーンに来た人は
 対面の相手と、実力差が五分の時点で、城まで兵士が運ばれると思っていいかも」

「五分で運ばれますか。普通のレーンなら、押せず押されず、拮抗ですよね?」

 

「うん。キャスト相性や実力差を合わせて7:3で、相当有利かなーってぐらいで
 逆に相手の拠点を1本折れるぐらいだと思う。
 ただ、このレーンが1本取れると大きいよ。取りづらいわけだからね」

「では、右レーンも同様ですか?」

 

「そうだね。対面に、順位も実力も同じぐらいの私とミラーマッチしたんだけど。
 ドローをちょっと多くもらったぐらいでも、城まで運べたよ」

「そうですか……。なんというか、これを言っていいものか迷うんですが……
 両左右のレーンの責任が、重たいですね。五分で兵士を運ばれるなら
 どこかでキルを取られた時点で、兵士が城まで雪崩れ込めるわけでしょう?」

 

「そうなんだよー。特にね、回復の泉が微妙に遠いの。
 このせいで往復にも時間がかかるから。自分のHPでダメージを受けて
 兵士の進軍を止めるのが難しいんだよー」

 

「わかりました。それは確かに、兵士1列を処理できるスキルのない
 アリスさんには無理ですね」

 

「うん。だからね。できればレベル4以降は、ファイターの人でも、
 このレーンはピーター君や人魚さんに任せた方が、場合によってはいいかも。
 それとこれも後から話そうと思うんだけどね。

 

「基本的に、左レーンの1つ拠点は『折れてもいい』からね。

 その代わり『絶対にキルを取られちゃダメ』っていうのは

 覚えておいてほしいな」


「いいですね。では中央レーンに関して、少しお話願えますか?」


【白雪の森 雑感②】

 

「中央開幕は、今までと特に変わらないよー。きちんと相手の動きを見て
 レベル2になった時点で『後出し』スキルが刺さらない様に動くのと
 左右に援護に行く、お猿さんの動きに注意を払うことだねー」

 

「勝率はどうですか?」

 

「悪くないよー。試合結果の勝率は、5割ちょっとだったけどね。
 この日は、順位二桁の人ともたくさんマッチして
 全体的に中央レーン優勢になる場面が多かったから、私は楽しかったよー」
 
 (中央で相方になった方、対戦マッチ共々、ありがとう)

 

「それとね。さっきも言ったとおり、私(アリス)だと左レーンがまず無理だから
 1番でも、相手にAAお猿さんやピーター君がいたりしたら
 真ん中を宣言させてもらったよ。
 これ、4番の人には負担大きくなっちゃうんだけど、ごめんね。
 左に行ってた方、いつも守ってくれてありがとう」

 

「他に中央で思ったこととか、ありますか?」

 

「私の上方と入れ替わりで、お猿さんの速度とMPが下方された事かな。
 森が少ないのも影響してるかもだけど、割と1対1の状況になっても、
 〝なんとかなりそう〟って思う場面が多かったよー

 今までは、相性差2:8ぐらいで不利かなーと思ってたんだけど
 レベル4でびっくり発動可能になると
 もしかすると、4:6ぐらいまで縮まってるかもしれないね」

 

「いいですね。ビルドは変わりました?」

 

「『鬼神の指輪』の能力が下がったから、
 レベル3で発動する『うさぎさんの草履』がイイ感じだよー。

 私的に、この修正はとても良かったと思ってるよ。
 修正自体は下方なんだけど、ビルドの幅が広まったよね。


「アリスさんで低レベル時にキル取られないのは重要ですからね。
 ところで、2番、3番を引いた時は、どちらへ向かいました?」

 

「2番の時に、3番が人魚さんだったりしたら、右に行ったよ。
 逆に3番が黒いお姉さんがいたら、中央宣言させてもらったかな」

 

「アシェンは、今評価高いですからねー。ストレートに隙がないですし
 クリスタルスラッシュで、キャストと兵士が同時に狙えますから
 右レーンは強いでしょうね」

 

「強いねー。1番が黒いお姉さんでも、組み合わせによっては、
 右に行くのも全然アリだと思ったよー。
 1:3レーンは、とにかく兵士差がつくから
 こっちから見て左はともかく。

 右レーンは開幕に多少遅れても、取り返せるからね」

 


【白雪の森 雑感③】

 

「ここまでの話を聞いていると――
 このMAPは、とにかく左右が厳しい。という
 印象を受けましたが」

 

「間違ってないよ。というか、できればファイターが一人、欲しいよね。
 でもだからこそ、私はこのMAPあんまり好きじゃないんだけど」

「アリスさんが、アタッカーだからですか?」

 

「それもあるよ。でもね、それ以上に、

 編成事故が起きちゃった時に、どうにもならないんだよ」

 

「ファイター0の組み合わせですか?」

 

「そう。特に私、ピーター君、人魚さん、お猿さん。みたいな4人は

 このMAPだと勝ち目がない。まであるんだよ。

 私は、この組み合わせ自体は、悪くないと思ってるんだよ。


 確かに開幕は弱いんだけど、レベル5まで丁寧に戦えば、あとで取り返せるから。

 キルを取られるのは一番マズイ。って分かってる4人で組めると
 不思議の森なら、この4人でも全然戦えてた。後半に逆転できると嬉しいし。

 

 でも、このMAPはさすがに、相性が悪すぎるんだよー。
 誰が左に行っても、まず左は守れないし。レベル4まで時間がかかるから、
 絶対にお城の近くまで、兵士が運ばれちゃう。


 右に行っても、開幕戦に強い人がいないから、やっぱり厳しい。

 実際、このメンバーで、キルを取られないよう
 ていねいに立ち回れる4人で遊べたんだけど
 ファイター2相手に押し負けちゃってね。さすがに悔しいと思ったよー」

 

「サポーター2とかになると、さすがに配置で悩みますね、このMAP。
 理想は左右にファイターという感じが、今まで以上に強いですし」

 

「そういうことだよー。もうひとつは、その左右レーンの兵士差が多すぎて
 ワンミスすると、もう後で取り返せなくなるのも大きいの。
 つまりね、どのレーンも、重圧(プレッシャー)が凄いんだよ。

 

 左レーンは、城まで兵士を運ばれちゃいけないから
 延々と兵士の処理を続けながら、相手キャストと勝負しなきゃいけない。

 

 中央は、1キルが、今まで以上に大きく響くよ。
 その理由は、左レーンの3つ拠点がまず折れないから
 このレーンの拠点1つを取れるかどうかで、ゲームの勝敗に直結してる。

 

 右は開幕に1つ拠点をやっつけないと、攻め手そのものが無くなっちゃう。

 

 全体的にどのレーンもね。1ミスが許されない雰囲気なんだよ。
 ちょっと辛口になるかもだけど。白雪の森はね。
 『格上相手に1ミスが許されない』状況が、すごく増えてるの」


「基本、ミスそのものをやってはいけないのはそうですが……
 とにかく、1キルの重要性も高そうですね」

 

「大きいよ。折りやすい拠点が少ないぶん
 途中から『玉龍』ちゃんを外して『犬飼』君を入れるか迷ったし。
 私はそこそこ、びっくりでキルも取れるからね」

 

「わかりました。気楽に遊ぶ。というには、少し難しそうなMAPなんですね」

 

「そうだねー。そこに関しては、竜宮はいつもと違う遊びができて良かったよね。
 白雪の森はなんていうか……やる事は同じなんだけど、難易度が高すぎるよー!」

「5割AAですらこうなので、Aの人とか、悶絶してるんじゃないですかね……」

 

「AAと組まされることの多い、4番でA1の人とかは
 左レーンでそう想ってる人が多いかも。でも、私も1番で入った時に
 対面中央に、AAお猿さん来るの分かってたりしたら……」

 

「どう考えても、中央行った方がいいですよね……。
 左行ったら、兵士処理力の無さで、城まで兵士運ばれるのほぼ確定してますし」
 
「そういうことだよー。というか私の場合は
 選択肢が、ほぼ中央一択しかないんだよ。だから、あんまり好きじゃない。
 あとやっぱり、巨人がどのレーンに出るか分からないから、運ゲー要素が高いし
 チームゲージが開きすぎると、こっちの巨人が出なくなるから
 『シーソーゲーム』を意識しないといけないのもつらいよー」

 

「難しいところですねぇ」

 

【次はこんなMAPが欲しいな】

 

「ふと、思いついたことがあるんですが」

「なになに?」

「もういっそ、3レーンをすべて近づけて
 トリプルレーンの『大乱闘ス○ッシュブラザーズ』にしたらどうでしょう」

「サンド先生」
「はい」

「……実はそれ、すごく面白いんじゃないかなって、思ってるんだよ……?」

 

「……」

「……」

 

「来ないかな? 8人が一斉にドローを狙いあえる、ス○ブラレーン」

「処理落ちするので無理だと思います」

「ゆ、夢も希望もないよー!!」