ソウルリバース初期攻略

そのまんまです。

ワンダーランドウォーズ 雑感まとめ2

「先生、サンド先生!」

「なんですか、アリスさん」

「あのね、ミクサちゃんにね! WLWで勝つには、レーン戦で勝つこと。それと相手が強くても、無理しないで帰城することなんだよって言ったらね!」

「はい、どうでしたか?」

 

『んん…そんなの当たり前だよ…みんな灰にすればいいんだよ…』

 

「――って、言われた~!」

「まぁ、そうですか」

「そうなんだよ~! それにねー!」

 

『そんなことよりも…ドローをどういう風に引けば効率的か、とか…

 勝つために、相手キャストをどういう風に倒すのか、とか…

 そういうことを考えた方が、いいよね…アリスちゃん、バカなの…?』

 

「――って言われた~! くやしいよ~!」

「まぁ、いけませんね。確かにその通りではありますが」

「私バカなの!?」

「いいえ、そうではなくて。このブログに書いてあることは、所詮は理論ですから。

 本当に上手になりたい、勝ちたいと思うのであれば、

 ミクサさんの言う通りに、場数をこなしていくしかありませんね」

 

「じゃあ先生! 最強になる方法を教えてよ~!

 WLWで一番強くなるにはどうすればいいの!?」

 

「技術的な面を上達させたいのなら、動画を撮るのがいいですね。

 人の動画を見るのもいいですが、やはり自分が撮った動画を反復して、

 反省点を見つけだすのが、一番の近道だと思います」

 

「…先生、このブログの意義ってあるのかな?」

「趣味と自己満足です」

「かっこいいー!」

「煽らないでください。先生のハートはガラスの十代です。泣きますよ」

「気にしない♪ 気にしない♪」

「とても素敵ですね。ただ、勝率が5割どころか、4割もでない、だとか。

 倒した数と倒された数の比率(キルレート)に、やられた方が倍ある、だとか。

 そもそも、基本的な立ち回りの良し悪しが、全然わからない、だとか。

 そういうところには、需要あればいいですね。という感じで書いてます」

 

「うーん、それっていいかも…?」

「いいですね。もう勝つための最適解を言ってしまうと、

 技術面では、動画を撮って研究する。

 理論面では、撤退数を0に抑えた上で、レーン戦に勝利する。これだけです」

 

「わかったよー。でも、もうちょっと、こう…絶対に勝てる! WLWの必勝法! 

 みたいなのって、ないのかな~?」

 

「そうですね。ではもう一つ、絶対ではないのですが、

 ちょっとだけ、意識しておいた方が良いと思うことを挙げましょうか」

 

「わかったよー、なになにー?」

 

「WLWにはですね。

 左、中央、右、3つのレーンがあるわけですが、このうち、

 〝もっとも破壊しやすく、また、もっとも破壊しにくい拠点がある〟のは

 どのレーンでしょうか?」

 

「えー、そんなの考えたことなかったよー。みんな同じじゃないのかなー?」

 

「ふふ。実は〝中央レーン〟の拠点がそうなのです。

 正確に言うと、中央レーン手前の拠点が、六か所の内ではもっとも破壊しやすく、

 中央レーン奥の拠点が、もっとも破壊しにくい場所と思われます」

 

「どうしてー?」

 

「答えはいくつかあります。一つは、中央手前にある拠点は、

 キャストの援護がもっとも届きやすい位置にあるということ。

 左からも右からも、いざとなれば即座に援護にいけるということです。

 

 他にも、左右に森が展開しているので、攻める側は奇襲しやすく、

 守る側は、両側面の森を警戒しなくてはなりません。

 また、左右の拠点に比べ、城から出てくる兵士の移動量が少ないのもあります。

 

 ですから、終盤になって、中央手前が残っていると油断なりません。

 拠点をあと一つ破壊すれば逆転という場面で、中央手前の拠点が残っていると、

 そこは最優先で意識を払うべき場所になるでしょう。

 

 もちろん、手前側の拠点は、どれも奥と比べると、破壊の容易い場所です。

 終盤でゲージ差が拮抗している場面、僅差で勝っている状況ならば、

 よりリードを増やすよりは、全員で守りに徹した方がいいですね。

 

 逆転されることに不安を覚えるのか、人によっては勝ちを急ぐ人もいますが、

 このゲームは、そも兵士さえ寄せ付けなければ、拠点は早々割れません。

 序盤と違い、レベルの上がったキャストなら、MPの最大値も多く、

 使えるスキルも増えています。

 

 ミニマップを細目に確認し、キャストも拠点に張り付かせなければ、

 実は攻める方が遥かに難しいんです。このゲーム。

 それを今一度意識すると、勝ちに繋がったりもしますよ」

 

「わかったよー! じゃあ、中央奥の拠点が破壊しにくいのはどうして?

 左右の奥側じゃないのかなぁ?」

 

「位置的にはそうなのですけれどね。ただ、左右は先も言ったとおり、

 どちら側のキャストにとっても、いざという時の援護には遠い場所です。

 ですから必然、1対1の状況になることが多く、序盤の流れで、どちらか一方が、

 手前を破壊したまま、奥側も破壊する。という展開が多く見受けられます。

 

 また、中央奥の拠点は、帰城したキャストが、最も早く駆けつけられる場所です。

 あと少しで破壊できるというところで、援軍に来たキャストによって、

 意外と阻止される場面が多いですね。

 

 ただ、中央の拠点で注意すべきことは、

 中央は、兵士や巨人の進軍が、城へ到着するのが一番早いレーンということです。

 ここを2本折られてしまうと、必然、その対処に時間を費やすことになります。

 

 左右の奥拠点も折られないに越したことはないですが、中央の奥拠点は、

 守る側にとっては、一番の急所になることを、気に留めるべきでしょうね。

 

 ――と、こんなところです。

 だいぶ長くなってしまいましたが、アリスさん、聞いてましたか?」

 

「え? あ、聞いてる聞いてるー! 大丈夫だよー! 私におまかせ!」

「ふふ。完全に聞き流してましたね。貴女は隙が多いですからね。

 ドロー見てから、クリスラ余裕ですよ。ぶっぱしますよ?」

「あ~ん! ごめんなさいー!」

「うそなきは、よくないですね。ではそろそろ、まとめましょう」

「わかったよー!」

 

 まとめ☆

 『上手になりたかったら、動画を撮って、自分の動きを何度も見ようね!』

 『中央レーンは大事だよ! 特に奥を折られると、あぶないかも!』

 『終盤は、攻めるだけでなくて、守る事も考えようね! ミニマップも大事!』

 

「――びっくりしました。ちゃんと聞いてたんですね」

「私、こう見えて真面目だから! 油断したでしょー!」

「申し訳ありません。ですが、ここ、ちょっと違いますよ」

「え、どこー?」

「〝攻め〟の対義語は〝受け〟ですよ。アリスさん」

 

「…え?」

「受けです。守りではありません。受けです」

 

「…」

「…」

 

「気にしない♪ 気にしない♪」

「ふふ…とても素敵ですね…」